Naturalに生きる -Salana’s interest diary-

心理学のことを中心に日々気になった記事や本、ニュースなどを紹介しつつ私の近状などを綴っていきます。

顎変形症〜手術後から3日後まで〜

顎変形症〜矯正から入院まで〜〜入院から手術まで〜の続きです。



「麻酔効きますよ〜。」から
「手術終わりました。」まで
一瞬で何が起こったのという感じでした。
夢を見ることもなく、寝ている自覚もあまりありませんでした。

目が覚めるととにかくあらゆるものが不快。
痛いのか気持ち悪いのか、その両方なのかよくわからず。
鼻の穴と口の中から上顎の骨を切っているので
血が鼻も口も塞いで、
一体どうやって息をしたらいいのかわからない状態でした。
吸引の機械で血を吸っても吸っても出てくる。
しかも尿道にはなんか管通ってるし。

苦しい。

しかもそれに加え襲ってくる吐き気。
嘔吐物はなんか真っ黒だし。
これはきっと血かなんかなんだろうと思いながら。
吐いても吐いても気持ち悪い。。。
息もしにくいのに加え吐いてるから、
酸素〜〜〜〜〜〜。

でも酸素マスクをつけると増す吐き気。
そしてまた、嘔吐。

意識がはっきりしていないので
よくわからないんですけど、
ものすごくたくさんの
看護師さんやお医者さんが周りで
私の苦しさを取り除こうと色々してくれてました。

熱も38度くらいまで上がるし、
普段から熱が上がると吐く体質なので嘔吐が止まらない。
あぁこのまま気を失えば楽なんだけどなぁと考えながら、
でもこのまま寝たら息できなくなって死ぬかもと考えたりしながら、
吐き続けてました。

そして辛いのが、口がワイヤーでガチガチに固められていること。
何が辛いのかもうまく伝えられない。
吐いて気持ち悪くってもちゃんと吐き出せない。

途中立ち上がってトイレに行くように言われたけど、
体勢を変えただけで吐いてしまって、
尿管と脈拍と酸素量を図る機械は取れず。

看護師さんも吐き気留めを打ってくれたり、
背中さすってくれたり、
一晩中ナースコールしまくったけど、
絶対来てくれて、心強かった。

当直の先生も来てくれたけど、
「この手術はみんな3日は辛いものだからね。脅すようだけど。」
え〜、それだけ!?なんとかしてください。。。
嘔吐は止まらず、
もうクタクタでうとうとしながら、
気持ち悪くなったら吐くを繰り返していました。

終結論あの気持ち悪さは
経鼻栄養という鼻から直接胃に管を通して栄養を流すのための管を
入れていたせいなのではということで
抜いてもらったら私は寝ていたそうです。
20時間吐き続けて死ぬかと思いました。

寝て起きたらなんとかトイレに行くことができたのですが、
それも意識はもうろうとしてたかな。

その夜、車椅子で先生が迎えに来てくれて
X線で脱臼してないかのチェックに行ったんですけど、
立ち上がるのもやっと。
睡眠は2時間おきに目が覚め、
吸引機で血を吸い取り、不快さが落ち着くと寝るの繰り返し。

口から鼻にかけて管が通ってたみたいなんですけど、
それをちゃんと意識したのは
術後2日目で、取ってもらった後でした。
それまで一回も鏡も見てなかったのは自分でもびっくりしました。
いや、確かにそんな余裕なかった。
写真を撮っておいてと母に頼んでたんですが、
しんどそうでそれどころではなかったと言われたので
写真はありません(-_-)

術後3日目にしてはじめてケータイを見る余裕が出て来て
アニメやドラマを見る余裕も出て来ました。
やっとましになってきた感じでした。
相変わらず口と鼻からは血が出てきて、
朝起きたら鼻の穴が血で塞がっててびっくりしたけど笑
絶食も4日目にしてもう慣れて、
自分は今点滴によって生かされてました。
そして担当の先生が優しくてすごいお世話してくれて、担当の先生が彼でよかった😭

それにしてもしんどい4日間だったなぁと今振り返っても思います。
しかし、うつ病と比べると断然うつ病の方がこの手術よりしんどいので
だからうつ病は死にたくなるんだよなって思いました。

読んでくださった方もここまでお付き合いくださりありがとうございます。
これから顎変形症の手術を受けるか考えてる方、顎変形症の人が周りにいる方の参考になれば幸いです。

私はこの手術をやってどう思うかというと、
術後3日は「なんでこんな手術なんかやったんや。」
という考えは何度も頭をよぎりました。
今は術後一週間で、後悔は特にはありませんが、
別にやらなくてもよかったんじゃねとは思います。
ただ、いろいろ検査して、
自分の病気の可能性を知れたことはよかったことかなぁ。
これが腫れが引いて通常の生活に戻った時は
手術受けてよかったと思いたいと思ってます。