認識の変化
前回の更新からまたまた1ヶ月。
この1ヶ月実に色々なことがありましたね。
地震に豪雨。
私ごとで言うと、フランス旅行と卒論提出。
前々回の記事では
まだ動き出せていなかったのに、
いつの間にか論文が完成し、
提出できていました。
たくさんの方の応援とご協力があって
ここまで来れたなぁと思います。
本当にありがとう。
一人じゃ本当にここらで来れなくて、
人との出逢いはとても大切だと今回も実感しました。
地震と豪雨は、
この手のニュースはもちろん気になって見てしまうのですが、私は結構心にくる衝撃が大きくて論文提出まではなるべく避けてました。
今は終わったので、ボランティアに行くことも考えて現場の情報を収集しようと思ってます。自分がしんどくならない程度でやろうと思います。
フランス旅行は
実は父の学会発表について行かせてもらいました。
その学会でちらっと見た発表で言っていたことが
割と私の病気に関する認識を変えました。
私は双極性の疑いがあります。
そりゃ25年間しか生きてなくて
3回もうつ病になれば疑われるよね。
この前の学会で発表されてた内容は、
「双極性障害の人は、単発でなるうつ病の人に比べてトラウマを抱えている、もしくはいた割合が高い」と、
「もしかしたらトラウマが双極性の引き金になっているかもしれない」と言うのもでした。
これは驚きました。
自分は双極性障害は遺伝なのだと思っていました。
だからあまり受け入れられないところがありました。
なんでうちがならなあかんの?
こんな怖い思いしないといけんの?
こんな遺伝子なんで淘汰されないの?
でも過去のトラウマが原因かもしれないと聞いて、「それならしょうがない。」とかなりすんなり受け入れられました。
(私のトラウマの話は前回、前々回の記事をご覧ください。)
トラウマの過去は、もちろんPTSDになってしまってそこから立ち直るのにものすごい大変だったことは忘れられません。
でも私は今の自分はきっとその2つの経験なしに語ることはできないと思っています。
この2つのトラウマがあったからこそ今の自分がいると思っている、だからそれが原因で病気になってしまったのなら、それは私にとって必要なことなんだと思います。
だから私は私の脆弱性を受け入れよう。
トラウマがある人は多くの人に比べて脆弱性が高くなります。
弱いことを受け入れて、その弱くなってしまった原因は自分を作っている重要な要素なのだから弱い自分は弱いなりにできることをしようと思えました。
だから自分が方向転換したことも肯定できました。
いい選択をしたと思います。
昔は弱い自分が嫌で、苦手なものに自分を何度も晒していました。
そしたら、耐性がつくんじゃないかって思って。
でもそれは自分には意味がないことなんだと気付きました。
うちはトラウマを抱えなかった人よりはどうしても強くなれない。
なら自分は自分の違う強みを生かして、社会に貢献していこうと思います。
病気だってやれることはあるはずだ。
なんとか論文を書き上げて、学会誌に発表できるかもしれないというところまで来たので、少し自分が社会に貢献できるようになったのかなぁと思えるようになった最近でした。
でも、自分自身に対してだって
こんなに受け入れることは難しいんだから、
きっと偏見を持ってるのを変えるのは
もっと難しいんだろうなぁと思いました。